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睦月十九日 礎之會・大寒禊行に参列して 昼と夜のあわいこぎゆく鳥舟は木々を揺らして神をまねけり 山神の息吹集めて流れこむ御手洗の池に脈を刻めり 卯月一日 山形蔵王山頂より福島への登拝行で骨折し入院 骨折りて四角き空を眺めおりビルのあなたに山ぞ恋ひしき 卯月三日 れんげ咲く春の野を行く夢を見ししろきギブスは胡蝶となりて 黒土を耕し種まき水やりて人を育つる農のごとくに 卯月四日 弓道仲間の見舞いに感謝して 弓神の結びし縁に集ひたるわれらを照らせ八咫の御鏡 卯月五日 高岡を想ふ 隔つれどゆかしき人のたより来て想ひとびゆくかたくりの里 師の逝きし里にも春はめぐり来てうぐひすかはずしげく鳴くらむ 卯月二十三日 見舞いの葉書の写真を見て 恥じらひをふくみて頬染む乙女子のにこげまとひし固き蕾は 卯月二十四日 入院中のうた うつゝなくまなこ開きし暁にほのかにかほる香のさやかさ しとしとと雨降る音にこもり居てひとりひもとく易の哲学 ひさかたの光あまねく野を照らしいよゝ青増す里ぞ見まほし 卯月二十六日 佃公園にて 赤や白色増すさつきに風わたり空行く鯉は高く踊りぬ 皐月一日 舞人は青草のごと萌えいでて大地つらぬき天をいだけり 入院もたまには良きと独りゐる静けき心いよゝ澄ましぬ 皐月三日 はじめての外泊 ラムと二ヶ月余の再会 久しぶり声をかけれど背を向けし白き雌猫来よ来よ腕に 待ってたの一途な恨み目にこめてしのび寄る手はしなやかなりき 皐月十二日 舞踊コンクールで優勝した少女に 乙女子の深紅の血潮ふきいでてはるけき道は今ぞはじまる 皐月十七日 はつ夏の緑の風に水光り黄菖蒲ゆれるここは流刑地 ペコンペコン人工心肺動くたびふくらむ父はただの風船 高度医療延命治療ふり捨てて父の御霊は自ら昇りぬ 金があるゆえに死なれぬ高度医療何千億の飢え人見捨てて 皐月二十二日 たゝなづくゆかりの色の藤の花光すかして霞わたりぬ 皐月二十八日 茜さす紫雲たなびくたぞがれに灯ともす窓の内ぞ悲しき 皐月二十九日 夏の鳥海山登拝行を想う 雪渓の氷の峰を踏み越へて春べの草の青に染まらむ 水無月十二日 谷口蘭菊さんの絵に想ふ 森かげに笛吹く吾子と白きやぎまどろむ夢の露ぞしぼるゝ 水無月十三日 いつわりの孤悲(恋)をつむぎし蜘蛛の巣にとらわれおれば百合ぞ届きぬ 葛の葉の葉裏かえす浦風に恋の恨みの積もりて苦しき 忘れめや離れゆかんとせしほどにもつれし糸のいよゝもつるる 水無月十六日 骨折後はじめての舞 ゆき 糸の音に降り積む雪の静けさや一足ごとに命こめつゝ 水無月二十四日 わたつみの光すかせしるりはりのうをの涙を胸に飾れり 木もれ日のさやかにゆれるすだれ越し蚊遣りの煙たちのぼりけり 水無月二十八日 はるかなるいにしへ想ふルバーブの糸の響きてよせるさざ波 文月二日 雲の上(へ)の気高き峰を見しよりは恋ふべきものはただ山にあり 文月十三日 たまきわるしぶき飛び散る石清水足をひたせば龍ぞ昇りぬ 文月二十九日 夏の朝 巨大な影引き 蟻急ぐ 文月三十一日 名にしおふ隅田川原の都鳥涙流れて果つることなし 長月四日 砧打つゆかしき人のたより来て秋のひと日は金に染まりぬ 長月五日 天地さく稲妻とどろき世の末を思へどあけて黄金波打つ 長月十一日 たゝなづく山並越へゆく我が背らの息吹すがしく通ひわたらむ 西方の光満ち来る際にても国を憂れえし益荒男の母 長月二十四日 金峰の山に登りて見はるかす鶴舞ふ里に紫雲たなびく 神無月十一日 足柄探訪 せゝらぎの清き流れを御手洗にいざや参らむ足柄の神 足柄の霧立ちのぼる山道に声の残りて姿失せけり とうとうと玉散る滝は鳴り響き澄みのぼりゆく今様の声 足柄の御坂に立ちて下這えの言あげもせず秘めておりけり 神無月二十六日 清らなる素焼きの茶碗たてまつらむヴェーダのかほり持て来る君に 銀色の腹をおさえし人の手に焼けてただれて海恋ふるなり 神無月二十七日 恋ふるとは孤り悲しむものなるか歌詠み人は山に登れり 後でまた夜具に埋みし太鼓焼友も忘れて冷えておりけり 山猛者のおのこが削る白竹の茶杓の先ぞ軽やかならまし 霜月二日 幾千の歳ふる杉に誘われつひに登りぬ剣の御前に 霜月三日 師の心深きを知らでうつゝなく空行く雲を眺めておりしか 霜月三十日 禁断の果実をはみし日を封ず無垢なる瞳二つるり色 師走二十六日 時待たず小さく青きものつまばつひに実らぬ命かなしき 師走二十九日 夜をこめて降り積む雪の朝ぼらけ雲間の光牡鹿照らして
by keiin_yoshimura
| 2008-12-31 15:57
| つれづれのうた
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